ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

第九、4楽章~♪

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第九、といえば、当然のごとくベトベンの第九交響曲ですが、12月に入るとあちこちで演奏会が目白押しでしょうね。
実は、長いこと第九を歌ってきました。歌えない年もありましたので10年以上かけて地元の「第九演奏会」に通算10回参加し、去年ご褒美のトロフィをいただきました。(写真)

初めて参加した時は、他にも合唱をやっていました。それに、学生の頃から歌ってきていましたから、コーラスに参加してる人なら誰でも、音楽は好きだし、上手い下手は別として譜読み、音取りは、普通に出来ると思っていました。
でも、ちょっと違うんですね、。。。。第九って季節ものでしょう?これを歌うと言うのは、お祭りに参加するというのと同じ感覚なんだという人もいます。歌が好きとか、ベトベンのファンだとか、そういうこととは全然関係なく、年末に第九に参加した、大きな声で歌えて気持ちよかった、とか、そういう感じですね、、、他の合唱でも、そういう気持で参加することもあると思いますが、「第九」は特にその傾向が強い気がします。

で、初めて参加した演奏会当日、風邪気味で少し喉が痛かったので声をセーブしながら歌っていたのですが、例の「フロイデ、シェーネ、ゲッテルフンケン、トホテルアウス・・・」のメロディのところ練習番号M(て、わかるわけないよね(笑))にきたとき、音程の違うメロディが聞こえるのです、、あれ、どこのパートだろう、、でも回りはソプラノだらけです。。。
器用なことに5度下の音程で並行しているのです。わ、、、なんだこれ、、
他にも音程があやしいとか、練習の時はここはPだって言われたでしょうが~~というのは、あるのですが、(そういうのは、まぁどこでもあります。私もよく音程は間違えます、練習不足なので)5度平行と言うのは初体験でした、、しかも、本人たちは気付いていない、、、大きな声で歌ってるのですから。
まわりもかなり巻き込まれている、、これ、本番ですよ、、、焦りました、喉の調子が悪いので大きな声は出せないし。

お祭りもよいのですが、どちらかと言うと音楽性も求めたいので、この合唱団にはしばらく足が向きませんでした。また、第九自体、あまり興味がなかったんですね。
数年たって、知り合いの人に誘われて、もう一度第九を歌いに行きました。このときには、かなり上手いように思いました。指導者の先生がよかったのでしょうか、、音程の全く違う人はいませんでしたし、本番で、練習時の先生の注意を無視して好き勝手に大音声で歌う、と言う人もいませんでした。
それからは毎年のように参加しましたが、合唱団はさらにぐんぐん上達、恐らくは日本有数のアマチュア第九合唱団ではないかと思います。(褒めすぎ!!(笑))
それから、私自身の第九に対する見方も変ってきたように思います。いい曲だと思えるようになりましたし。(歌詞がとてもいいですね)でも、一番好きなのは3楽章だったりします。(*^▽^*)

わけあって、去年を限りに第九を歌うのはおしまいにしました。
長年お世話になった合唱団に、お礼の気持ちを込めて、昨年、合唱団のHP用にMIDIを作らせてもらいました。
4楽章のBGMと第九練習用MIDIです。練習用は全パート全合唱部分にわたり、それぞれピアノ伴奏つきです。。
ここで第九の練習をしたい人もいないでしょうから、BGMだけお届けします、が、、第九を聞きなれた人には、ちょっと、、、に聞こえるかも、、、



音が大きいので注意!