6月は、何も演奏会には出かけませんでしたが、バレエを見てきました。
確か4月の新国立劇場の「ワルキューレ」を見に行った時に、コッペリアのバレエの公演の広告を見て、
「見に行きたい!」と思ったのでした。
本当は、「見に行きたい」よりも「聞きに行きたい」と思ったのでした。
ガルフォース指揮、東京交響楽団です。4階席ですが、演奏会と思って聞きにいっても変わりないお値段。
演奏会にバレエが付いてるなんて、素晴らしいじゃないですか。
そう思って、見に行って来ました。
仕事帰りに行きましたら、あ、しまった、、オペラグラス忘れた。。。
仕方ないので、借りました。え、、デポジット3000円?貸し料金と含めて3500円、たか~~~い
貧乏で3000円くらいしか持ってないこともあるぺんぎんですが、さすがにこの日は足りました。。汗
お得な演奏会とほくほくしていたのですが、すぐ前に未就学児らしき女の子が、ちょろちょろ、
席は4階でも前から2番目の真ん中より左寄りの左端、まあまあと思っていましたら、その女の子が
そのうち手すりの上に身を乗り出して手すりの上に頭をちょこんと乗せました。
いくら小さな子でも、これをやられると舞台の真ん中へんがドカンと見えなくなります。
ベルがなって暗くなって、まさに始まろうとする時に席を通路を挟んだ左側へ素早く移動しました。
おかげで楽しく見ることができましたが、休憩中に係りの人に「席を替わってよいですか?」
と、聞きましたら、理由も聞かずに「ダメです!」ちょっとムカッとしているともう1人の係りの人が
「**の席の方ですよね、前に小さなお子さんが座ってる」と、事情を察してくれました、が、
「空席かどうかの確認を撮らないと」と、最初のきついお姉さん。そして「あなたの半券をください」
え?なんで、半券を渡さなきゃいけないの?そう思って「それは、困ります」と答えました。
じゃあ、と、半券の席番号を控えて確認に行かれましたが、なんとも気分の悪いやり取りでした。
が、その後戻ってからは、うって変わって親切に、、上司にでも注意されたのでしょうか、、
わたしが座った左よりの席ではなく、もっと真ん中辺で「**番から@@番まで(4~5席)空いています」
「1番見やすいお席でどうぞ」とにこやかに言ってくれました。
バレエは、楽しかったです。音楽も大変リズミカルで両方楽しめました。
バレエはとっても久しぶりに見たのですが、女性の踊り手の皆さんのスタイルのよいこと、
手も足もすらりと長いです。外国人も少しいますが、ほとんど日本人の踊り手たちです。
芸術監督は牧阿佐美、まだまだ、ご活躍なのですね。
何が1番楽しく盛り上がったかというと、もちろんソロの踊りも素晴らしかったですけど、
女性、男性の群舞ですね。特に男性の踊りは時々ユーモラスでしたし。
ストーリーが明るく楽しいものですから、余計にそうなのでしょうね。
それから、コッペリウスが人形のコッペリアと踊るところ、とってもユーモラスです。
オーケストラの演奏とも息がぴったりと合っていて、よかったです。
と、ここまで書いて、考えてみると、すべてのバレエ音楽がバレエ抜きでも演奏されるわけではないのだ
ということに気づきました。当たり前ですが。。。
ドリーブの作品はコッペリアとシルヴィアしか知りませんが、どちらも音楽だけでも素晴らしいです。
プログラムにチャイコフスキーのエピソードが載っていました。コッペリアを聞いて、友人に
「私は恥ずかしい、これを聞いていたら、「白鳥の湖」は書かなかったでしょう」と書いたそうです。
そうはいっても、チャイコフスキのバレエ音楽はバレエ音楽の中で最も演奏される機会が多いですよね。
ほかは、プロコフィエフや、ストラヴィンスキでしょうか?
素晴らしい音楽があって、バレエもより引き立つのでしょうね。
じゃあ、次はやっぱり、チャイコフスキのバレエを見たいと思ったのでした。