LFJ(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)に、今年も行ってきました。
でも、今年はいろいろあったので、聞きに行くのは1日だけ、それも身内と一緒です。
彼女はオーケストラでオーボエを吹いていましたから、オーケストラの曲を聞くことにしました。
彼女にはまだ1歳にならない子どもがいるのですが、子連れでも聞けるプログラムがあります。
それが、LFJの“0歳からのコンサート”ですね。
国際フォーラムで一番大きなホール、ホールAで行われました。
全席指定で¥1500、18歳以上の保護者同伴に限り保護者1名につき1名まで膝上無料、です。
1500円で、一流の演奏を親子で聞けるなんてお得です。席も2階の4列目でしたし。
司会に素敵なお姉さんとマスコットのチェブラーシカもいます。
です。
やっぱり、誰かも言ってらしたと思うけれど、チャイコフスキの3大バレエ曲の中で、
一番わかりやすくなじみやすいのは「くるみ割り人形」ですね、お菓子の曲とかありますものね。
お話も分かりやすいですし。。
2番めは、「白鳥の湖」かな、、そして3番目が「眠りの森の美女」なんでしょうね。
「眠りの。。」はディズニーのアニメでも使われたワルツしか演奏はありませんでした。
カントロフとヴァルソヴィアの演奏は、とても優しい響きで心地よかったです。
会場はそれなりに騒がしかったですけれど、もちろん大人の演奏会に比べればの話ですが、、
あの大ホールにたくさんの赤ちゃんや幼児がいたことを考えると、静かな方だったかもしれません。
マナーとして、飲食はしない、泣いたら外へ出る、というのが守られていましたし。
子連れではなかなか演奏会に行けないという親たちや、幼い時から本物を聞かせたいという親たちに
とっては、なかなか良い企画ではないかと思います。
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さて、今年はいろんな理由から今日しか来る予定ではなかったので、もう一つ演奏を聴きました。
いつもなら、ピアノや室内楽などの演奏を小さめのホールや部屋で聞きたいところですが、
今回のロシア音楽シリーズでは、それほど聞きたいと思うものがなく、(いや、本当はあったのですが
ホールAのプログラムくらいしか残ってなかったので、じゃ~いっそ大音響の曲を、と思い
下野さんのストラヴィンスキといえば、4年ほど前にオペラシティに「火の鳥」を聞きに行きました。
「ペトルーシュカ」が聞きたいと思いましたが、ストラヴィンスキはこのプログラムしかありませんでした。
下野さんてストラヴィンスキが得意なのかと思いましたが、そういうことではないようです。
他に、LFJではラフマニノフやムソルグスキを振る予定のようです。
「春の祭典」の前にモソロフの交響的エピソード「鉄工場」 op.19の演奏がありました。
パーカッションにプラスティックのカーテンみたいな大きな楽器が出てきて、大きな音を立てていました。
LFJの演奏会情報に「炸裂するリズム、吠えるオーケストラ!音楽史に残る衝撃的な名作を体験すべし」
とありましたが、たしかに激しいリズムと大音響で、指揮者も演奏者ものりのりでした。
下野さんは、演奏が終わった後も楽しそうに笑みを浮かべていました。
今度の席も二階で、1列目ですから、ステージの上の様子がよく見えました。
第1部の「大地の礼賛」です。
ゆったりとした空気が流れた後、だっだっだっだっ、、と軽快にリズムを刻んできました。
リズムが心地よくて少し眠くなってきました。が、かなり編成の大きいオーケストラは、迫力たっぷりに
迫って眠れないです。激しい音楽が突然終止、第1部が終わります。
第2部の生贄の儀式に入りました。テンポが緩やかになり、たっぷりと広がって眠気に誘われてきました。
ティンパニがどん、どん、どん、どんとなって「選ばれし生贄の賛美」が始まりました。
この部分はMIDI制作をしたこともあり、とても印象に残っています。
激しいリズムと金管、パーカスの動きの後、低音がだん、だん、だん、だん、と鳴っています。
この辺、なんていうのでしょう、、、読響も上手と思うのですが、どこかもったりとして、
それほど、すっきりした感じでないのが、泥臭い感じがして、そこがなんともいい感じな気がします。
外国の、例えばYouTubeで聞いたコンセルトヘボウとかはもっとスマートな演奏をしますが
春の祭典はそうでない方が、野蛮ぽくて生々しくてよいかもしれないです。
もちろん、個人の好みでしょうけれどもね。
このあとは、最後まで飽きることなく聞くことができました。
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昨日からの雨が、今日も降り続き、時折激しく降ります。
が、LFJ名物の野外演奏は予定通り行われ、芸大生によるピアノ演奏もありましたし、
屋台も出ていて、雨の中、傘を差しながら食べている人たちもたくさんいました。
雨でなければもっと楽しめたのに、と思う反面、雨の中で傘刺して屋台のご飯を食べるのも一興かなと
LFJのグッズもいろいろあり、今年もお土産を買いました。
ただ、ちょっとさみしいのは、昨年は地震の後で自粛してたということもありましたが、
だんだん、スポンサーが減って、展示ホールでのスポンサーイベントなども減っているようなのです。
協賛する企業が減ってきてるのも確かなようで、このままだと運営が危ういのでしょうね。
展示ホールの飲食コーナーのテーブルに、個人の協賛者を求めるチラシが貼ってありました。
ボランティアならできるけど、協賛は難しいな、、チケットを買うので精いっぱいかな?
来年はもっとチケットを買って、身内やお友達を誘って行くといいのかな?
今年初めてLFJに出かけた身内は、「こんなに楽しめるところとは思わなかった」と言っていましたし。
気軽に本物のクラシック音楽に触れることができ、音楽だけでなく、GWの楽しみとして遊べる
そんなLFJがなくなると寂しいので、できることはしていきたいと思ったのでした。