ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

モーツァルトのヴェスペレ(Vesperae solennes de confessore K339)より、ラウダテ・ドミヌム~♪



穏やかな暖かい日差しの中で、ゆったりと心を落ちつけて自分を見つめてみたくなる、そんな音楽ですね。やはり宗教の持つオーラなのでしょうか、心に染みとおる気がしますね。
いろんな演奏があります。あまり遅すぎず、静かにさらりと流れていくものが好きです。高音は、決して乱暴にぶつけずに、小さく細く響かせて徐々に広がる感じが好きです。また、華やかに歌う曲ではないと思います。
今日はちょっと、昔を思い出して楽譜を出して歌ってみました。
他に下のような演奏もあります。ウィーン少年合唱団もよく歌っていますね。










補足です。
ヴェスペレとは、カトリックの聖務日課の中で日没時に行われる祈り(晩課)のことです。
Vesperae solennes de confessoreは、証聖者のための荘厳晩課ということになります。(証聖者のための厳かな夕べの祈り、ですね)
証聖者とは本来的には、異端裁判に臨んでも毅然として信仰を表明し、拷問や投獄などの苦役に耐えぬき死を免れた人を指していました。


1780年 ザルツブルクで作曲されました。
4声部, およびオーケストラの演奏で6曲により構成されます。

Dixit 主は言われる Allegro vivace ハ長調
Confitebor 主をほめまつる Allegro 変ホ長調
Beatus vir 幸いなるかな Allegro vivace ト長調
Laudate pueri ほめたたえよ ニ短調
Laudate Dominum 主をほめたたえよ Andante ヘ長調
Magnificat : Adagio - Allegro ハ長調

5曲目がラウダテ・ドミヌムですね。