ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ショパンのエチュード~ポリーニ♪

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ポリーニショパンの演奏に出会ったのは、ショパンの音楽に夢中になっていた頃でしょうか、、
とても強烈な印象でした。
テクニックが完璧なこと、音の鮮明なこと、そして力強いタッチに圧倒されました。もちろん表現も素晴らしいのですが、当時一生懸命下手くそなピアノを弾いていた私はとにかくそのテクニックに驚嘆し、そういうテクニックを持つ彼は神様のように思えました。
エチュードを最後まで弾くことさえ(ゆっくりでも、止まりながらでも)、大変困難を極めていましたから、、(笑)
「革命」は、一生懸命練習すれば何とか格好がつきましたが、「木枯らし」なんて、もう手も足もでません、、それでもポチポチ音を拾ってゆっくり弾いてみたりしました。
そういう悪あがきも、今になって思えば多少役に立っています。(何事もやっておいて無駄なことはなかった、と思える境地の今ですが)
まず、譜読みが出来るようになったこと、ややこしい譜面も怖じずに挑戦できます。
それに、若いときに練習した曲は指が覚えているのですね、忘れたように思えても、ちょっとやると思い出すのです。
いま、MIDIを打ち込んでいて、ショパンの音がいっぱいある曲なんて面倒ですが、おかげであまり苦になりませんし、弾いたことのあるものは打ち間違えても音が違うとすぐに耳で認識できるのです。
ある知り合いのピアニストの方は、「譜読みできたら、弾いちゃった方が早いじゃないですか」と言われますが、それは、出来る人のせりふで、、、私には無理です(>_<)
今でもピアノは弾きます、初見は早いです、でも、そこから全然すすみません。。そして完成もしないのです。。私はDTM向きに出来ているのかもしれないと思うこの頃です。
それでも、何も出来ないよりはましかもしれない、、自分で曲を完成させていくという楽しみはありますもの(*^^*)。

ポリーニのCDはいくつか持っていますが、はじめて聞いたエチュードの印象はいまだ強烈ですし、前奏曲もそれに次いで印象深いです。前奏曲の話はこの次に、、、



12の練習曲 作品10
12の練習曲 作品25