ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

LFJ日記~2日目

さて、中日の4日はボランティアだけに出かけました。
2008年に初めてLFJでたくさんクラシックの公演に出かけ(当時は5日間でした)、思い切り楽しむようになって、2010年これだけ楽しませていただいてるのだから、少しでもお役にたてるならと思ってボランティアに参加しました。
ところが、これがまたとても楽しくて、次の年にも参加したいと思ったのですが、地震のあった年でボランティアは募集せず、イベント自体も演目の入れ替えなど、大変だったようですね。
そしてその次の年には応募はしたものの、私自身の体調が伴わず諦めました。
そして今年、再びボランティアに参加することにしました。

昨年、協賛を募っている展示ルームのテーブルの張り紙を見たときに、運営がよほど大変なんだな、私は貧乏なのでお金は出せないけれど、チケットを買うとかボランティアをするとかでかかわって何とかこのイベントが存続できるよう少しでも協力したいと思ったのでした。

今年のテーマは「パリ、至福の時」ということで19世紀後半から20世紀初めのパリで活躍した作曲家を中心に7会場で100以上の公演(1公演45分~)が行われました。(有料公演のみ、他にサービスプログラム、オープンプログラム有り)
この時代のフランスの主な作曲家と言えば、ドビュッシーラヴェル、サン・サーンス、フランクなどといったところでしょうか?
他にスペインのファリャ、アルベニスロドリーゴなどの作曲家の作品、ギター曲やフラメンコも含まれます。

この日にボランティアとして行ったことは、ホールDでの会場の内外でのお客様対応、会場係、それにホールAでのプログラム配布でした。
ホールAでは、別の会場での公演がおしてしまって、すでに演奏が始まってからかなりの人たちが走って会場になだれ込んできました。
予定した時間より演奏時間が長くなったのかもしれませんし、演奏者がたくさんアンコールをサービスしたのかもしれません。
1つの会場での公演と公演の間は45分~1時間くらいありますが、別会場だと選び方次第で結構ギリギリの時もあります。
つまり選び方次第で、間を空けずに次から次へと演奏を聴きに行くこともできるわけですね。
その辺はどうスケジュールを組むかにかかってくるわけですが、難しいですね。
この時のホールAの最初の演目はラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」でした。私も、これのオケでの演奏を聴きたかったのですが、、、諸事情で果たせませんでした。この日、会場の外に流れるのを聞く事が出来ラッキーでした。

ホールD での会場内での係りでも、ステージは全く見えませんが演奏を聴く事が出来ました。アルベニスの「イベリア」ですが、これは知らない曲です。ピアノ曲でピアニストのペレスさんにより2公演にわたって全曲演奏されました。
1公演目が終わった時、「すごく素敵だった」「よかったわ」という声が聞かれました。中で聞いたのは2公演目でしたが、透明感のあるピアノの和音の音が印象的でピアニストの姿が見えないのがとても残念でした。まぁボランティアの最中ですから聴けただけでもラッキーなのです。
聴衆は感激して惜しみなく拍手を送りましたが、その日のそのホールの最終公演でしたのでアンコールが始まりそうなのを後ろ髪引かれる思いで早足で帰途につく人たちもいました。
やや長めの曲がアンコールでしたので、これで終わりかと思いきや、曲の紹介もなしに、ファリャの「恋は魔術師」の火祭りの踊り、「三角帽子」の粉屋の踊りが続きました。2つともすごい熱演です、ペレスさん、スペイン人の血が騒ぐのでしょうか、もう聴衆の多くが立ち上がって拍手喝采です。
三角帽子が終わった時、さすがにもう終わりだと思いましたが、その時、またペレスさんはピアノの方へ向かい、舞台そでの方に向かって何やら手を顔の所まで上げて、お願いしているように見えました。
どうやら、スタッフにもう終わりにしてほしいと言われたのを「あともう一曲」とお願いしてたようでした。
そして最後に1曲、曲紹介をして弾きはじめ、これが最後になりました。
1曲目と4曲目は曲紹介をしていましたが、聞こえなかったので何という曲かわかりませんでした。約20分ほどの長いアンコールでした。
この日の最終ですものね、演奏者も心置きなくアンコールに応える事が出来たのですね。


それでは、ペレスさんが弾かれたファリャの2曲を拙いMIDIで、どんな曲なのかをお伝えできればと思います。恋は魔術師の方は一部のみになります。
画面は自分で撮った写真など載せてきましたが、種切れになったので、落書きのような自作の絵でごまかしています。
作曲者は50年以上前に没していますし、演奏も画像も自作と言うことで著作権については問題ありません。(*^▽^*)
まだまだ、続きます、一休み、、、(*^▽^*)