ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ドビュッシー弦楽四重奏曲ト短調作品10

みなさんこんにちは。

音楽ブログの看板を掲げながら、音楽記事がどんどん少なくなってきているこの頃です。

忙しくなり音楽を聴くことが少なくなってきたこと、自分で練習したり制作したりする時間のないこと

などなど、ありますが、当然のことながらそれらは言い訳で、きちんと音楽に向き合ってないだけなのですね。

最近、少しピアノを弾き始めました。

ゴールドベルクの最初のテーマとか、イタリア協奏曲、フランス組曲ト長調などのバッハ

それに、モーツァルトピアノソナタ、など昔弾いたことのあるものばかり。

新しいものに挑戦するより、いくらか楽です。



さて、某ブログおともだちの方が弦楽四重奏を取り上げられていて、弦楽四重奏がお気に入りと書いてありました。

弦楽四重奏はそれほどお気に入りではないのですが、ちょっとした父の思い出があります。

私のクラシック音楽歴は亡き父の影響が大いにありまして、ロシア物は好きではなくても聞いてきましたし

バッハへの思いもかなり父からの影響によるものです。

父は弦楽四重奏もかなり好きで、ハイドンモーツァルト弦楽四重奏をよく聞いていました。

そしてベートーベンの弦楽四重奏については、中期のラズモフスキなどがお気に入りでした。

弦楽四重奏とか弦楽の室内楽なんてのは、作曲家や演奏家が楽しむための曲なんだろうな」と言ってました。

そして、まだ私が小学生だった頃と思いますが、ある日突然、父は

「家は4人家族だから弦楽四重奏ができるぞ、楽器を買って練習しよう!」と言い出したのです。

「え?」みんなびっくりしましたが、私は内心とってもわくわくしていました。

ヴァイオリン、ビオラ、チェロのどれがいいかな?やっぱりヴァイオリンかな?など心の中で思っていると

「何バカなこと言ってるのよ!そんなお金あるわけないでしょ」ぴしゃりと母が言放ち

父の(いや、父と私の)弦楽四重奏の夢は跡形もなく消えたのでした。

父はそれ以来、二度とその話はしませんでしたが、ときどきピアノをぽろぽろと弾いていました。

子どもの頃、「ピアノが習いたい」と言って、「そりゃ、女の子のすることだ」と周りに言われ夢破れていた父、

今思えば、大人になってからでも習えばよかったのに、と思います。



思い出話が長くなりましたが、弦楽四重奏、私の思い出はやはりMIDIにまつわるもので、

ドビュッシーはうまくいき、ラヴェルはボロボロだった、ということです。

ドビュッシー弦楽四重奏については、なかなかうまくできていますね、、と言われ

ラヴェル弦楽四重奏については、そんなにラヴェル嫌いですか?と言われました。www

CDが2枚ありまして、どちらもドビュッシーラヴェル弦楽四重奏が入ったものなのですが

それに気づいたのはごく最近のことで、アルバン・ベルク演奏によるものはドビュッシーの時に、

イタリア四重奏団の演奏によるものはラヴェルの時に購入したものです。

アルバン・ベルクの演奏が好きで、ドビュッシーはこれを聞いて少し好きになったといっても過言ではありません。

聞きこんでいくうちに、この曲を理解し好きになれた、そういう説得力があるのですね、彼らの演奏は。

一方、イタリア四重奏団もよい演奏ですが、同じドビュッシーを聞いてもそれほどの説得力を感じません。

もちろん、人それぞれですから、ほかの人にとってはイタリアのほうが説得力があるかもしれません。

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さて、もともと自作のMIDIをアップしてクラシック音楽を紹介していこうというのが趣旨で始めたブログですが

今では、YouTubeを埋め込んだほうがずっと簡単で、しかもよい演奏を選ぶことができますので

へったくそなMIDIのアップもあまり意味がないかなと思い始めています。

反面、他人のアップした更に他のひとによる演奏をアップしてもなぁ、、という思いもあります。

迷いながら今回は、ちょっとアップしてみます。ドビュッシー弦楽四重奏曲ト短調作品10より1楽章。



薔薇の写真付きw