ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ベートーヴェンの交響曲~その9(編集中)

いろいろと忙しい日々をすごし、MIDI制作がおろそかになりました。
ですが、このベートーヴェンシリーズの最後をこの年の最後に4楽章そろえてあげようと思っていました。
でも、ちょっと、無理のようです。
まだ忙しさから解放されず、しょうがないので、1楽章抜きで、これまで制作してきたMIDIを公開しようと思います。年の終りまでに1楽章ができましたら、追加させて頂きます。

ベートーヴェン最後の交響曲第九番「合唱付」。第4楽章はシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられています。そのテーマは『歓喜の歌』としても親しまれ、音楽の教科書などにも載っていますね。日本では知らない人はないでしょう。
CDの記録時間が約74分と言う中途半端な時間なのは、この曲を全曲1枚のCDにいれるためと言う説もあります。
また、日本では、1万人の第九とか、国技館5000人の第九コンサート(去年参加しました)とか言う行事もありますし、長野オリンピックでは 開会式場の参加者全員(観客・選手含む)と五大陸の合唱団が、衛星同時中継により、第4楽章を演奏・合唱しましたね。
単にベートーヴェンの九つ目の交響曲というだけにとどまらず、いろいろに発展しています。

日本の以外でも、アメリカの映画の中でゴスペルとして歌われてるのもありますし、第4楽章の「歓喜」の主題は欧州評議会において「欧州の歌」としてヨーロッパ全体を称える歌として採択されているほか、欧州連合においても連合における統一性を象徴するものとして採択されているそうです。(Wikipediaより)

ベートーヴェンはこの曲を書いた頃は、完全に聴力を失っていたと言います。
初演の時には、演奏が終っても拍手が聞こえず、アルト歌手がベートーヴェンの手を取って聴衆の方を向かせて、はじめて拍手に気づいた、という話は有名ですね。
もしも、ベートーヴェンに今のこの日本での年末(だけじゃないですけど)での、もてはやされぶりを見せることができたら、それこそ、もっともっとびっくりするでしょうね。


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この歌が、統一や自由や平和を求める時に用いられるのは、その歌詞の内容に共感するからでしょうね。
シラーの歌詞では、この部分がくり返し歌われます。

Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elysium
Wir betreten feuertrunken.
Himmlische, dein Heiligtum!

Deine Zauber binden wieder,
Was die Mode streng geteilt;
Alle Menschen werden Brüder,
Wo dein sanfter Flügel weilt.


2~4楽章から、部分をMIDI制作しました。
MIDIは、環境によっては音が大きいです。音量を絞ってからお聞きください。
ステレオヘッドフォンでお聞きいただくと、ちょっと立体的に聞こえます。
高原は左側から、低弦は右側から、管楽器もそれぞれ右や左に配置されて聞こえます。

あとでMP3に変換します。






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