ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

「月光」つづき、、、

アシュケナージの「月光」がどこかにあるはず、と思って探していましたら(例によって探し物の人生です(笑))、ありました。車に積んでるCDケースの中に。
早速昨日、車で出かけるときに聞きました。不思議ですね、それまではアシュケナージもいいなと思っていたのに、バックハウスをここのところ聞いていましたら、アシュケナージがちょっとかすんで聴こえてくるのです。
1楽章ですけれど。。ちょっと単調に聴こえて。。
幼い頃の刷り込みと言うのは恐ろしいかもしれませんね。
でも、刷り込み出はなくて、もしかしたら、バックハウスのテンポ感とそのメリハリのある歌い方が気に入ってるのかもしれません。
 
 
アシュケナージ、いい演奏です、、いかがでしょう。
1楽章は右手の伴奏(これを伴奏といってよいのかわかりませんが)が3連符でずっと続くので、それをどう処理するかというのが1つの課題のような気がします。あ、、いや、そこはメロディに任せてメロディの流れるままに伴奏の分散和音を沿わせると言うところでしょうか。昔、演奏会で、とっても几帳面に3連符を弾いているのを聞いたことがありますが、詰まんなかったです。伴奏の几帳面な3連符の主張が強くて、メロディが生きてなかったのでしょうね。
 
バックハウスの3連符は最初からかなり揺れていますね。メロディに沿って全体に自由なテンポで弾いていますね。アシュケナージもテンポの揺れはあるのですが、バックハウスに比べると少し控えめで律儀な気がします。私の中でバックハウスが基本になってしまっているので、アシュケナージが物足りないと思うのでしょうかねぇ。
2楽章はアシュケナージの方が快活です。軽やかで華やかです。バックハウスの方がゆっくりですが、軽やかさを損なうことなく歌い上げています。
が、2楽章以下はさておいて、今日は1楽章の聞き比べをしてみたいと思います。
 
 
では、次はルービンシュタインを聞いてみましょう。ルービンシュタインも昔よく聞いたピアニストです。
ショパンなどは結構自由に弾いていたという印象があって、このソナタの1楽章も結構揺れてるかと思いきや、意外とゆっくりしたテンポを保ち続け、静かで穏やか、どちらかと言うと重々しいかな。でもメロディが際立っていてメロディにあわせて3連符が伸びたり縮んだり、膨らんだり静まったりしていますね。
 
 
いかがでしょうね。
次はアラウですが、きれいなんですけどね、、ちょっと律儀でお行儀がいいかな
 
それから、ホロビッツ、これは好きかも。
 
 
 
 
それから、ハイドシェック、こちらは頂いた楽曲の中にあるのですが、YouTubeにおそらく同一のものと思われる物がありましたので、貼り付けておきます。
 
 
これは、なかなか良いです。テンポ感が好きですね。
つまり、3連符が律儀の、詰まんないの、などというのは、テンポ感かもしれませんね。
3連符が耳についてくるようでは退屈してしまいますもんね。
皆さんはどの月光の1楽章がお好みでしたか?