ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

やっぱり、グレンが好き

夜の静けさを取り戻したこの頃です。
ほっとする反面、寂しいような気もします。

そんな夜に聞くグレングールドのバッハは、やはり、「好きだな」と感じます。
少し狂気さえ垣間見られた天才の研ぎ澄まされた感性は、年輪とともに繊細さを失わないまま豊かに深くなっていったのだと思わせるゴールドベルク変奏曲
どのような境地でこのような演奏を見出していったのだろうかと、最近はそんなことに思いが巡ります。

久しぶりにピアノに向かいましたが、そう、数か月ぶりに、、でも、もう弾けないですね。
もともと指のよく回るほうではありませんから、練習しなければ弾けないのですが気力がないです。
演奏は本当に精神力と思います。
最後まで気持ちを持続させて、自分の音楽を作り上げていくのは大変な作業でしょう。
テクニックがあれば、それほど大変に感じないのかもしれませんが、いやいや、
ひとつのものを完成させるというのは大変なことです、特にこんな長い曲。。。
他の演奏家のものも聞きますが、一番多く聞いているグールドが一番心地よく響きます。
 


 
Glenn Gould 1932 - 1982 Bach The Goldberg variations, Partitas 1-6 & Concerto BWV 974.wmv


ゴールドベルクの後に入ってるのは、変ロ長調のパルティータ。
昔、この曲とイタリア協奏曲、同じ日に楽譜を買った気がします。
1曲目の前奏曲のかわいらしい感じが好きでした。続く2曲目アルマンドも軽快で好きです。
グールドの手にかかると、この2曲ともがとても素晴らしいです。もうひとつ、5曲目くらいのメヌエットもすっごくかわいいです。
私のイメージ通りなのですね。もしかしたら、私が最初に聞いたのは、グールドの演奏だったかもしれません。
更け行く夜にそぉっと耳を傾け、意識が半分飛んでいきました。心地よい微睡です。
コンチェルトは明日聞きましょ。

明日は早起きして金環日食を見なければ、そろそろ寝ましょう。
おやすみなさい

残念ながら、YouTubeはブロックされてしまいました。
代わりにNemo²様にお教えいただいたYouTubeのURLを張り付けておきます。


12月15日。
別の聞けそうなYouTubeを張り付けました。
これは、晩年の大変ゆっくりしたものですね。
グールドの声がよく聞こえます。