ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

バッハ オルガン曲③ ~ 古い年はゆき、新しい年が始まる。

古い年はゆき、新しい年が始まる。

この季節にふさわしいコラールですので、ご紹介したいと思います。

もちろんバッハのオルガンのクリスマスの曲は山ほどあります。

教会のカントールでしたからね。

キリスト教国にいらしたことのある方は、ご存知と思いますけれど、

キリスト教徒の国では、クリスマスは25日を過ぎてもずっと続くのです。

日本はクリスマスが終わっちゃうと、クリスマスの飾りなどはさっさと仕舞っちゃいます。

お雛様と同じでずっと出してると、行き遅れるというか、世間に遅れる気がして、、、w

でも、あちらのキリスト教本場のお国では、クリスマス+新年なのですね。

クリスマスのほうが行事として大きいですから、新年そのもののお祝いというのはありません。

年が明けても、サンタが屋根にいたり、馬小屋の聖家族が庭にあったりします。

ご馳走だってクリスマスのお料理はありますが、お正月料理はありません。

しかし、近年は日本でもお正月の地位が危ういのではないかと思ったり。。。

欧米並みに11月の末頃からクリスマスの飾りが街にあふれ始めています。

11月の最後の日曜からアドヴェント待降節、キリストの降誕を待つ季節)が始まるのですが

そういうキリスト教の伝統もなくて、一緒になって早々とクリスマスを迎えていますよね、

そうすると、クリスマスが終わってからお正月までの1週間、そのあとの七草粥までの1週間、

あわせて2週間しかお正月はないのです。

クリスマスは4週間ですよ、、、、お料理も子どもたちのお節離れが進んでるようですし、

クリスマスのケーキとフライドチキンとかの方が人気が高くて、、

歌なんかもね、「ジングルベル」は知ってるけど「お正月」(も~いくつ寝ると~♪)は知らないとか。

まぁ、お年玉だけはクリスマスプレゼントとともにがっちりもらってるようですけどね。。

なわけで(と言うのは真っ赤な嘘ですが、単なるクリスマス曲アップが出来なかったいいわけですが)、

今年はお正月に敬意を表して、 新年のコラールをお届けします。

オルゲルビュッヒラインより、"Das alte Jahr vergangen ist" BWV 614



Das alte Jahr vergangen ist,
Das neue Jahr beginnt.
Wir danken Gott zu dieser Frist,
Wohl uns, daß wir noch sind!
Wir sehn auf’s alte Jahr zurück,
Und haben neuen Muth:
Ein neues Jahr, ein neues Glück!
Die Zeit ist immer gut.

Ja, keine Zeit war jemals schlecht:
In jeder lebet fort
Gefühl für Wahrheit, Ehr’ und Recht
Und für ein freies Wort.
Hinweg mit allem Weh und Ach!
Hinweg mit allem Leid!
Wir selbst sind Glück und Ungemach,
Wir selber sind die Zeit.

Und machen wir uns froh und gut,
Ist froh und gut die Zeit,
Und giebt uns Kraft und frohen Muth
Bei jedem neuen Leid.
Und was einmal die Zeit gebracht,
Das nimmt sie wieder hin –
Drum haben wir bei Tag und Nacht
Auch immer frohen Sinn.



歌詞は見つけましたが、訳がわかりません。
どなたか、ドイツ語堪能なお方、お願いいたします。