ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

「指輪」 ~1~

「指輪」、、とうとう、このテーマにきました。
覚悟してくださいませ、、そう、長いですwww
 
私にとって「指輪」あるいは「指輪物語」というと、まず、トールキンの長大な「指輪物語」ですね。
ご存知の方も多いと思いますが、イギリスのファンタジー小説ですね。今、流行のローリングの「ハリー・ポッター」や、ずいぶん前にはやったCSルイスの「ナルニア物語」も同じ流れを汲むファンタジー小説といってよいでしょう。
古ゲルマンや北欧の伝説などをもとに、「指輪物語」は書かれていますが、トールキンのすごいところは、独自の神話の世界、宇宙を創造しているところです。「指輪物語」の前の話として「シルマリルの指輪」と言う話があります。英語で途中までしか読んでないのですが、最初の方は、まるで旧約聖書の創世記のように、世界を神々が創ってゆく話だったと思います。物語よりも、この本の美しさに惹かれて買ったのです。
表紙は竜の絵、背表紙の上にはルーン文字。金の縁取りの中にもルーン文字が刻まれています。
ルーン文字は2~3世紀ごろ、ゲルマン民族が使用していた文字で、一見楔形文字風、よく見てると楔形文字とは全然違うのがわかります。
 
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シルマリル」に続くのが、「指輪物語」より先に起こった話として単独の物語となっている「ホビットの冒険」です。
これは、どちらかというと、子ども向けの文学全集の中にも入れられていて、文章も内容かなり子ども向けです。単純でわかりやすく、動きが多いです。火を噴いたり、飛んだりする竜を相手に、ドワーフ(小人)が大活躍するのですが、このとき、後の物語の伏線となる「指輪」が出てきます。
お話は、めでたし、めでたしで終ります、その後、何年か経ってから、持ち帰った指輪をめぐって「指輪物語」が始まります。
長い話です。その前の「ホビットの冒険」は、文庫本にして2冊ですが、「指輪」は、最初の「旅の仲間」が、計4冊、2部の「2つの塔」は、3冊ですが、結構分厚い、3部の「王の帰還」は部厚めのが2冊、
表紙などの、アラン・リーの挿絵が素敵です。
 
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さて、本にも地図は出てくるのですが、なかなか、まとめて頭の中で地図を作ることは難しいですね。
そこで、じゃ~ん!「指輪物語地図」みたいなんが売られているのですね、
ほかにも、わけのわからない言葉が多いですから、指輪物語辞典とか、「指輪物語解説」のような本もあります。
 
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この物語での「指輪」は、姿を消すことができる、絶大な権力を握ることができる、という力を持っています。
ゆえに、指輪を手にするものは、権力欲や、金銭欲の術中にはまってしまうのです。人間破滅を導く、魔力を秘めた危険な指輪と言えるでしょう。