ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ニューイヤーコンサート~演奏会~♪

3日は、東京文化会館ニューイヤーコンサートに行って参りました。
大友直人指揮、都響の演奏です。

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演目は、

メンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」より「結婚行進曲」

ベートーベン:交響曲第7番


です。
こてこてのクラシックオケが聞きたいという身内の希望で選曲しました。
のっけから、結婚行進曲というのに、ちょっとびっくり、、まあ、でもメンデルスゾーンの生誕200年ですし、新たな年は幸せな気分に満ちた音楽で(大友氏)と言うのもよいかもしれません。
これを聞くと誰もが幸せな気分になれそうですね。若かりし頃、結婚式バイトで弾いていた曲ですが、こうしてあらためてオケでちゃんと聞くといい曲だなぁと思いました。

指揮の大友直人さん、すらりとしてるのですね。いつも見る顔写真のイメージとちょっと違いますね。第九で振っていただいたT先生に背格好(後姿)がよく似ています。振る格好も似ています。そういえば年もほとんど同じくらいだったかと。。。

さて、ベートーベンの7番です。
生演奏で聞くのは多分初めて。「のだめ」で一躍脚光を浴びて演奏会も多かったと思いますが、なかなか出かけるチャンスがありませんでした。
1楽章、ゆったりとした序奏の後、主題に入りますが、ベートーベンの交響曲シリーズで取り上げた例のあの1番華やかな箇所は、とても広がりのあるよい感じでした。
クレッシェンドが素敵でした、盛り上がって行くのが心地よい、つまり、期待通りに盛り上がって行ってくれるという感じです。
2楽章もよかったです。小さく始まって、徐々に大きく広がって、そしてまた静まって行くのがとてもきれいでした。美しい2重のメロディも丁寧に歌っていました。
3楽章、元気でリズミカル、そして、4楽章、これが、また熱く盛り上がってよかったです。
リズムに乗って、とても軽快でエネルギッシュでした。
全体には低音が充実してる気がしました。コントラバスが6本入っていました。管楽器は2本づつでトロンボーンはなし、ですから、他の弦楽器、チェロ8、ヴィオラ10、ヴァイオリンそれぞれ12づつくらい、というのはかなり弦の音が響いて聞こえます。
~8番の初演で一緒に演奏された際は、木管楽器が倍、弦楽器はヴァイオリン各18、ヴィオラ14、チェロ12、コントラバス7、さらに出版譜に無いコントラファゴットも2本加わるという当時としては巨大な編成であった。~Wikipedia

ということですから、最初から規模の大きな演奏をしたのですね。
この曲は弦が、特に低弦が分厚いと映える気がします。

拍手喝さいのあと、休憩です。

休憩後には、明らかに管楽器が増えました。
ムソルグスキーの「展覧会の絵ラヴェル編です。
ムソルグスキーも今年は生誕170年という事で、記念の年に当たるのですね。
え、ということは、メンデルスゾーンとは30歳違い?でも~メンデルスゾーンよりずうっと新しい気がします。
彼はオーケストレーションが苦手で「はげ山の一夜」なんかもリムスキーコルサコフとかが編曲していますよね。元の曲も聞いたことがありますが、なんか違う曲みたいですね。でも、彼の曲は素晴らしいものであることは確かで、それをさらにオーケストラの得意なラヴェルが編曲してさらに名曲に仕上げているのですね。
大友さんがひとつの曲で2人の作曲家を楽しめるといってらっしゃいましたが、そのとおりですね。
それで、はた、と気づきました。ラヴェルはこの曲絵を編曲したのは20世紀になってからです、つまり、メンデルスゾーンの音楽とはかなり年代が離れてるわけですね、このラヴェル編曲の「展覧会の絵」は、20世紀初頭の感覚で編曲されてるわけです。
実際にムスルグスキーのいきた時代よりずっと後なのですね。
ムソルグスキーといえば「展覧会の絵」と言うイメージがありますから、この現代的な編曲でイメージしてたのでしょうね。
楽器も、近代的な楽器、アルトサックスを使っていますし、チューバのソロはユーフォで演奏する事もあります。この日は、トロンボーン奏者がユーフォを持ち替えて吹いていたと身内が言っていました、私はチューバと思っていましたから、よく見ていませんでしたが。

こちらの演奏も、しょっぱなのトランペットも新年の抜けるような晴れた青空のように音がよく抜けていましたし、他のそれぞれの楽器もいい音を出していました。
演奏自体もメリハリのある、切れのよい演奏で、クライマックスは期待を裏切りませんでしたし、よかったです。
そして、大事な事ですが(笑)、聴衆がとてもお行儀がよくて鑑賞の妨げになる事は何一つなかったです。

それからもうひとつ、アンコールを忘れていました。
ラデツキー行進曲でした。ブログフレンドのたかしさんのところで、前の日に、ラデツキー行進曲をいろんな指揮者で4つほど聞かせていただいたので、手の叩き方をきちんと学習できていて、間違わずにできました!あれは、ステージと客席と一体になっていいですね。



さて、帰る頃には、夕闇が迫り、あたりはもう暗いです。西洋美術館の前の木々にきれいなイルミネーションがありました。そして、公園の中の来た道を帰る途中、なんとも素敵なイルミネーションが、、
大きな、まるでクリスマスツリーのようにイルミネーションが仕掛けてあります。そして、色が変わり形が変わって、、、きれいでした。

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階段の下にも、動物たちのイルミネーションが。
これは、昼間に何回か見ましたが、イルミネーションである事に気づきませんでした。色とりどりの動物たち、きれいですね。

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