ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン~~5/4~♪その1

今日もやってきました~♪
よほどヒマなのね、と思われるでしょうが、はい、ヒマです^^8連休ですから。
今年は旅行の計画もないですし、今年のぺんぎんのテーマは「コンサートに行こう」なので、普段は日曜か祝日にしか行けないコンサートに連休の間毎日出かけられるというのはとても嬉しいです。
「月に一回(プロの)コンサートに行こう」という計画は着実に実行されていますが、5月に限って言うと、4倍くらいは実行してるわけです。


即興曲Op90-3および4(D899)、さすらい人幻想曲D760


昨日はちょっと風邪っぽかったので,昼頃の演奏会1つだけ聞いてすぐ帰りましたが、今日は午後3時半から夜の9時過ぎまでです。少し早めに家を出ましたら、グラウベン広場の無料コンサート(アマ、プロ両方あるみたいですね)をやってる最中でした。交響曲の3番をベートーベンティアーデ(というのがあるんですね)と言う団体が演奏していました。ぺんぎんは、300円のおいし~いアイスを食べるのに夢中であまり聞いていませんでしたが。。。

そのあと、HISのブース(カワイのグランドピアノが置いてあります)で、佐藤立樹さんのピアノ演奏がありました。ここのブースには日替わりでピアニストが来るらしく、昨日は蔵島由貴さんが来てたみたいです。
ピアニストの曲紹介のお話を含めて40分、即興曲Op90-3と4、それにあの長い「さすらい人幻想曲」も弾いていました。
音響の悪いスペースでの演奏、周りは騒音だらけ、楽器屋さんのブースからはフルートの音がシュテックメストが聞こえる中、すぐ近くに人が取り囲むようにして立って聞いてる中で弾くのはちょっと大変かもしれません。でも、聴衆は一生懸命立ったまま最後まで聞いて、盛大な拍手を送っていましたから、あ~これはこれでありなのかな、ふと通りすがりに立ち止まって素晴らしい演奏に触れることができる、そういう環境があれば、クラシック音楽ももっと普及するのではと思ったり。
演奏がとても素敵だったし(音響がよければもっとよかったと思います)、曲やシューベルトについてのお話も面白く、雰囲気もよかったので、家へ帰ってから佐藤さんについてちょっと検索してみました。
慶應大学卒業後、パリのエコールノルマルへ、サンクトペテルブルク放送交響楽団とラフマのP協2番や、プラハ放送交響楽団とベトベンのP協3番などの演奏をしている、、レクチャーコンサートや「クラシックを10倍楽しむ方法」の講座も行う、、、実力があって、普通のピアニストっぽくなくて、お話が上手、なるほど、納得です。
きっと、クラシック音楽をもっとたくさんの人に楽しんで欲しいという思いをお持ちなのですね、だからこのような場所でも素晴らしい演奏をされていたのですね。
この人の演奏会に出かけてみたいと思いました。



さて、3日目に選んだのは(チケットが取れたのは、の方が正しい)、クリスチャン・ツァハーリアス演奏ののピアノソナタ20番とドイツ舞曲、ヤツェク・カスプシク指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏で「ウィーンの舞踏会」と称してワルツやポルカ、それに最後はミシェル・コルボとローザンヌ声楽アンサンブルのロッシーニの「小ミサソレムニス」です。

ピアノソナタ20番D959


グラウベン広場でぐずぐずしてたので、気がついたらもう会場時間はとうに過ぎてる、ピアノソナタ20番を聴きにいかなくちゃ、で、一昨日デジュの演奏を聞いたB7のホールへ。
今日の席は一番後ろ、オペラグラスがないとピアニストの顔も見えない。ツァハリアスは指揮もするピアニストで、欧米では大変な人気、とガイドブックに書いてあったので期待していました。
はじめに演目の順序変更のアナウンスがあり、ドイツ舞曲D820から始まった。
シューベルトはウィーン子でウィーンの舞曲を聞いて育ち、いろんな舞曲のリズムが彼の楽曲に用いられているということ(先の佐藤氏のお話)ですし、また昨日の映画「未完成交響楽」でも踊りを見に居酒屋へ出かけるシーンもあり、舞曲はシューベルトには大変大きな要素であるのだとわかりました。
いよいよ、20番のソナタです。この出だしは聞いていると踊りのはじまりのようにも思えます。
快活な踊りが始まっていく、そんな感じです。2楽章、ちょっとメランコリーにきれいに歌っています。そして3楽章はスケルツォ、これは楽しい。最後の4楽章は落ち着いた、懐かしさを感じさせるようなメロディのロンド、これは次の21番の1楽章のメロディに繋がっている気がします。
ツァハリアスは手堅く弾いていきます。とても安心して聞いていられるのですけど、コロベイニコフのような、次はどうなるんだろうかと言う*1わくわく感はありません。年齢の差でしょうか、どちらがいいかは、その時の気持にもよるでしょう。
よかった、いい演奏でした、が、、やっぱり間近で聞いた方が演奏者の気持が空気感染して伝わってくる気がするのは思い過ごしでしょうか。

ところで、一番後ろの席だったせいでしょうか、後半くらいから、風が~す~吹いてきて寒かったのです。もう1枚用意していたニットのカーディガンをひざ掛け代わりにしていましたが、膝だけじゃない、体全体が冷えていました。風邪のせいかしらと思いましたが、いや、やっぱり寒かったんですね。
B7の会場を出てから、B5で、ワインをサービスしていますと言うので、普段はアルコールは全然飲まないのですが、飲んだら体が暖かくなるかしらと思い、飲みやすそうな白ワインをいただきました。
1人1杯と言うことなのでしょうか、チケットの半券にパンダのハンコを押されました。
そこは読売新聞のブースで、パンだのシールももらいました。なんでパンダかというと、北京オリンピックの日本代表を応援している、ということでした。

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ウィーンの舞踏会(ドイツ舞曲、シュトラウスのワルツ・ポルカブラームスハンガリー舞曲)

ワイン飲んだら、次の演奏会寝ちゃうかもしれない、と思いましたが、ワイングラスに1杯だけだし大丈夫と思って、ウィーンの舞踏会のホールAに移動。1階の一番後ろです。昨日から最後列シリーズが続いています。(笑)
シューベルトの音楽にウィーンの舞曲が大きな影響を与えていると言うのなら、この演奏会を先のピアノのあとに選んだのは(たまたまチケットを取っただけですが)、グッドチョイスだったかもしれないと自己満足しながら座る。ヤツェク・カスプシク指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏で、
まずはシューベルトのドイツ舞曲D820、ウェーベルンによる管弦楽用編曲です。
これって、ピアノでさっき聞いたばかりのはずなんだけど、同じものであることにD番号見るまで全然気付かない私って耳がおかしい?、、やっぱり心の奥ではシューベルトがまだ苦手?(笑)
まだ、ドイツ舞曲をよく消化してないみたいですね。。。。(ということにしておこう)
続くへラー編曲によるドイツ舞曲もあまりインパクトがない。。ごめんね、フランツ。。
次は、ヨハン・シュトラウスの新ピチカートポルカ、よく知られている「ピチカートポルカ」とは別の曲。そのあと、ペルシア行進曲、田園のポルカ、と続く。。
やっぱりシュトラウスは楽しい、聞いていてうきうきしますね。田園のポルカではオケのメンバーが楽器を弾きながら歌う(これは、ウィーンでも見ました)、とっても楽しい。
チュニングが入って、シュトラウスのこうもり序曲、ブラームスハンガリー舞曲1.3.10番と続く。
ごめんね、フランツ、やっぱりシュトラウスの方が楽しい、ブラームスの方が味わいがあるよ、舞曲に関しては。。
終りにいくほど盛り上がってきたと感じたのは私だけではないと思いますが。。
楽器の数も、2曲目にティンパニとトランペットが入り、3曲目にトロンボーン、パーカス、ホルンが追加で加わり、後の方ほど賑やかになって行きました。

ワインのせいで眠るということはなかったし、体はぽかぽかしてあったまりました。
でも、風邪が抜けてなかったのでしょう、せきが出てきて、そそ、喉がかゆくなってきて(これってアルコールのせい?)、せきが出そうなんだけど、ガマンして、ガマンするととっても苦しい。。曲の間でやっとせきをしてのど飴をコッソリ口に入れ、なんとか切り抜けたのでした。
さて、最後はロッシーニ。。次のページです。
実はここのシューベルトのドイツ舞曲ともう1つ4番のミサ曲で、シューベルトの曲はおわりです、あとは、ロッシーニ、ベートーベン、モーツァルトを聞きます。

*1:o(^-^)o