ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン~5/2~♪その2

交響曲第8番「グレート」D944


さて、この日の最後は、やっぱりオケを聞かなくちゃということで、交響曲8番(この番号の言い方にやっと慣れてきた)「グレート」D944をクワメ・ライアン指揮フランス国立ボルドーアキテーヌ管弦楽団で聞くことに。ただ、ホールA(5000席)というのがばか広いわけだし、まともに聞けるのかなとか、、 演奏者は豆粒だろうな、オペラグラス持っていかなくちゃ、とか、楽しめるかどうか不安でした。

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席ががらがらなの、見えます?S席の後ろの方はがら空きでした。けちなぺんぎんはA席を買っていたのです。Aの中では前の方でしたけど、前に詰めちゃいたい気分でした。
さっそくオケの編成を見てみました。あれ、ホルンが3本、ボーンも3本、ペット2本に、木管はみんな2本ずつ、、ティンパニはもちろん1つ(ていうか一組ね)、ヴァイオリンはいっぱいいそう、10ずつかな?ヴィオラも多分10、あれ、チェロが5本、CBが3本、低音薄くならない?でもシューベルトだったらそんなもん?(後で見たら、フルート 2、オーボエ 2、クラリネット 2、ファゴット 2、ホルン 2、トランペット 2、トロンボーン 3、ティンパニ 1対、弦五部(数の指定はありません)でした、ホルンが1個多いね)
ホールがド広いので、オケがとっても小編成に見えます。
さて、ホルンのソロで始まりました、、あれ、、最初のテーマなのに、ホルンぶち切れ音も弱くてよく聞こえない、、そういう曲想なの?うっそぉ。。やっぱりホールのせい?
が、まもなく、そんな心配は払拭された、よく響いているのだ、信じられないくらいに、、
木管が交代してテーマを歌っている、ウソみたいに間直に聞こえてくる。。。演奏はとても上手だと思う。でも、たまに揃わない、1楽章の終りとか、2楽章の終りとか、ソロの出だしとか、、それから、金管が大きすぎる、弦のメロディがよく聞こえない、、ところどころバランスの悪さが感じられる、、いい演奏だけに、それがとっても気になる。さらに気になるのは、楽譜をめくるばさ~っと言う音。。なにこれ、、そうか、やっぱりそうなんだ。音楽専用のホールではない場合、残響のない設計だと聞いたことがある。そういう場合、音楽ホールに使用するときには残響を作ってるとか。。

多目的ホールなど,音楽専用に設計されていない施設でも演奏を良好な音響で聴けるよう,複数のスピーカーを用いて音の響きを制御しコンサートホールの音響を再生することができるらしい。
舞台上の楽器に近接したマイクロホンにより,響きを抑えた状態で音源を収音してその音に対し,残響を生成する装置により残響を加えて再生する。。。。

マイクで音を拾って客席にスピーカーで流してる、ということなのだろうか、、だから、譜面をめくる音があんなに大きい、普通にこの距離なら聞こえないはずの音ですね、、
音量バランスが悪いのは、ミキシングが上手くいってないとか?そういうことなのでしょうか?
何だか、どこまでが本当の演奏の音でどこまでが人為的に作られた音なのかわからなくなってきました。
大きなホールでもちゃんとした音響で聞ける、と言うのはよいことなんだけど、演奏者の意図したとおりに、聴衆に届いてるかどうかにはちょっと疑問?
な~んて考えると、ちっとも面白くないですね、忘れることにして、隣のお兄さんの手が動くので、ふと顔を見上げると、眉間にしわを寄せて右のこぶしに時々、力が入る、、
「ちがう!そこはそうじゃなくて!」「僕に指揮をさせてくれ!」と思ってるのかな~て思ったり、、
元気よく始まった3楽章、でも、ちょっと欲求不満になりそうなところが、、、あ、でも4楽章はなかなかいい、、うんうん、最後は決まったね!と思って拍手してるとき、隣のお兄さん、一生懸命に拍手してる、別に指揮に不満があったわけじゃないんだね、、、

非日常な一日でしたが、終わって家路に着いたらもう10時をまわって、、
疲れた~~~足が痛いよ、、、頭も、、、
明日も頑張れる?