ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ベートーヴェンの交響曲~その2

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ったくもう。。
一旦記事をみんな書いたのに、全部消えちゃいました。(>_<)・・・
昨夜からPCの調子がよくないです。昨夜、めちゃ遅くて「仮想メモリが低すぎます。。」の警告が出て、通常のモードで終了できなくて、やむなく強制終了。。。今朝は機嫌がよいかなと思いきや、この始末・・・

しばらく嫌になって放置、、で寝てましたが、「ぴんぽーん」が鳴って、「ドアの取替え工事です」と声がして、ああそうだった、、と布団から出てスエットのまま「すいませーん、宜しくお願いします~」と言ったのでしたが。。

気を取り直して、もう一度書きます。



実は、ベートーヴェン交響曲シリーズ、1番の1楽章の後は、1番の4楽章に行こうと思ったのですが、確かに作ったはずなのに、ファイルが見当たりません。それでやむなく2番に行くことにしました。
いっそすべての交響曲の1楽章を先にシリーズしてみたいと思います。
それから4楽章、それから2とか3、で行こうと思います。

ベートヴェンの「交響曲2番ニ長調作品36」は、1802年に完成されました。
この年はベートーヴェンが例の「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた年です。彼はこの危機を乗り越えて、以後古典派の様式を追求していき、これ以降は古典派の堅固な様式美の曲が作られていきます。交響曲の3番「英雄」とか5番の「運命」、ピアノソナタも「田園」「ワルトシュタイン」~~「テンペスト」「告別」など、中期の脂の乗った作品がありますね。
交響曲2番はその中期の黄金期へ向けての最初のころの作品と言えるでしょうね。
1番に比べてスケールも大きく、スケルツォが導入されています。明るくとても自信に満ちた感じもあります。また、MIDIは第1主題から作りましたが(この主題もとても堂々としていますね)、ゆっくりした導入部の2分15秒過ぎくらい(指揮者により違いますが)に、ニ短調に転調してアルペッジョが下ってくる辺りが、9番(ニ短調)の1楽章の導入部を連想させて、ドキッとします。

導入部の部分、全曲については、カラヤンの演奏をYouTubeで聞いてみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=CZTNoYugUWQ&feature=related

追記:上記のYoutube は削除されていますので、別のものを聞いてください。パーヴォ・ヤルヴィです。
問題の場所は2分5秒あたりです。
http://www.youtube.com/watch?v=ybgkY6sr9ao&feature=related


あ、それから、このベートヴェンのシリーズを制作している時に、ベートヴェンのスコアに書いてある速度指示(♪=200とか)は、何の目安にもなりませんから、、と言われました。
へ、、、じゃ、何を目安にすればよいのよ、、と聞きましたら、有名どころの指揮者の演奏を聞いて参考にしてください、といわれました。カラヤンが無難ですともいわれました。
そこで、ベートヴェンはカラヤンを基本にして、カラヤンの速度にできるだけ近づけて、制作した部分はカラヤンの演奏では2分4秒、私のMIDIは2分5秒(終りとはじめがほんの少しありますが)、ときわめて近い速度にしました。もちろん、ここはちょっとゆっくりすぎ、ここはちょっと速すぎみたいな所はありますが、全体であまり変わらないようにしました。ここに面白い比較があります。
http://www.kanzaki.com/music/perf/lvb?o=op.36
2番の交響曲の第1楽章の速さの比較ですね、、
一番速いのは、ここでは、トスカニーニ/NBCです。これは9分19ですね。次はカラヤン/BPO、こちらは10分32、トスカニーニと1分以上の差があります。そして他は、たいてい11~12分台、バーンスタイン/VPO(1978)が意外で一番遅く13分20、、かなり遅い気がします。バンスタは速い!っていうイメージがあるのに、、、ですね。NYフィルとなら速いのでしょうか?




MIDIは音が大きいですので、コントローラのボリュームを下げてから聞いてみてください