ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

おお、人よ、汝の大いなる罪に泣けBWV622~バッハ♪

バッハです。
MIDIを作り始めた原点でしょうか。。。
今は原点に戻りたい、そんな気持なのかも知れません。
大体、オーケストラとかで演奏したこともないのに、オケ曲を作るということは大それていたのです。うまく行かなくて当たり前、でしょ。。。ね。。。

元はオルガン弾きですから、今はもう弾けない(練習する場がないのです、自分で持てる楽器ではないので)オルガン曲をMIDIで作りたいと思ったんですよね。
それと、MIDIはもちろんテンポ調整、エクスプレッションその他で、ロマン派などの曲もうまく曲想をつけられなくはないですが、テンポがそれほど変らない、音量もそれほど大きく変らない、素朴で淡々としたバロックの方が向いてる気がするのです。

昔の楽器は現代ほどすぐれていませんから、forteにしたいときはtuttiにして全員で演奏して大きな音を出すんですね、、楽器の音量というよりは数で調整です。オルガンの場合も現代のオルガンはvolume調節がうまく出来ますが、昔のものはそうではありません、音栓の数で勝負です。
だから、曲そのものがうまく出来てないとつまんないですよね。
そういう意味で、どんな編曲にも堪えるバッハの音楽は本当に素晴らしいと思います。

汝の大いなる罪に泣け、、これは「マタイ受難曲」のなかで子どものコーラスのコラールとして出てきます。MIDIオルゲルビュッヒライン(オルガン小曲集)のものをMIDIにしましたので、装飾音とかがあって、違った曲に聞こえるかもしれませんが、元は同じです。装飾音にもいろんなやり方があるのでオルガン曲でも、演奏者によって感じが違ってきます。

マタイ受難曲」はご存知のとおり、キリストが十字架にかけられるお話です。
クリスチャンでない人には分かりにくい、という方もあるかもしれませんが、その辺はあまり気にしていません。
苦しみの淵にあるときに、この受難曲を聞いて心安らぐ人もあるでしょうし、そういう状況でなくても曲の素晴らしさに感動すると思います。
個人的には、「おお、人よ、汝の大いなる、、」は、寒い冬の夜の礼拝堂でパイプオルガンを練習していた時の記憶がよみがえる曲の1つです。
あの頃に、また戻れたら、、今度はもっと一生懸命に練習しようと思います。(*^^*)