ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

サロンコンサート~弦楽とのステキな出会い~♪

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今日はブログのお友達にご案内いただいて、都内の某所でのサロンコンサートへ行ってまいりました。
東京のど真ん中ではありますが、会場へ入ると都会の喧騒はウソのようです。通りを一つ中へ入るとかなり違うのですね、、郊外の庭のある邸宅でのサロンコンサート、と言う感じでしょうか。
この間でかけたサロンコンサートの時のような古い建物ではないようで、コンクリートと大きな木の梁がむき出しになっていました。建物の全体像はよくわかりません、庭の方からお邪魔し、部屋はは外へ向けて開放されています。サロン風のお部屋は板張りで、ちょっとアンティークな趣味の椅子や、ゆったりくつろげるソファが置いてあり、そこに座って演奏を聞かせて頂きました。

いわゆるプロによるコンサートではないのですが、プロを目指してる方もあるのでしょう、レベル的にはとても質の高いものを感じました。
出演者が多く、プログラムも盛りだくさんでした。複数の楽器によるデュオやトリオ、アンサンブルが主で、バッハからブリテンまで、おなじみの曲や私には目新しい曲も聞かせて頂きました。

出かける前にプログラムの曲目には目を通したのですが、演奏者や演奏楽器には目を通していませんでした。
いきなりコントラバスが次々出てきて、ちょっとびっくり、コントラバス奏者の多い演奏会なのですね。
最初、バッハのトリオ・ソナタをボーっと聞いていて、このチェロでっかいなあ、あれ、立って演奏してるよ、チェロじゃないじゃんコントラじゃん、、まるで音色がチェロのよう、、、
それにしても大きい!コマがとっても大きいのね、それに厚さもずいぶんあるのね、、
コントラバスを間近に見たのはずいぶん久しぶりでしたので、見とれてしまいました。
コントラバスのデュオとか7台のコントラバスによる「ルスランとリュドミラ」(どんな演奏だろうと聞く前から興味津々でした)なんて、めったに聞けるものではありません。面白かったですよ~
7台もコントラバスが並んだだけでも壮観!
普段、オーケストラでのコントラバスの役割というと、ファゴットトロンボーン、チューバと並んでひたすら低音を支えることが多いですね。ここで、はじめてコントラバスがいかに美しい音色を出してるか、演奏者がいかにメロディーを美しく歌うことができ、他の弦楽器同様テクニックも備えているか、、ということを改めて認識したのでした。持てる才を発揮できる機会の少ない楽器ですね、、、もっとこういう演奏機会があるといいですね。

モーツァルトのフルート四重奏曲は、フルートに、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ1台ずつの構成。
こういうアンサンブルでモーツァルトが楽しめちゃうなんて、なんとステキなのでしょう!

ヴァイオリンの演奏は本当に素晴らしいと思いました。すごいなと思ったのは、とても難しい所を演奏をしてるときも、腕とか手首とか全然力んでない、全然動じずに滑らかに腕が動いてる、何という余裕でしょう、、その余裕の中で、豊かな音色や、豊かな表情を生み出すことができるのですね。。
そういうの当たり前のことなのでしょうけれど、「キラキラぼし」と「エーデルワイス」しか弾けないぺんちゃんには、はぁ~とため息の出る演奏でした。


アンサンブルは、バッハの組曲第2番から3曲、シュベルガーの4重奏より1楽章(はじめて聞きましたが、楽しい曲です)、シューベルトのP五重奏曲「鱒」4楽章、それに最後にブリテンの「シンプルシンフォニー」より1楽章。どれもよかったですけど、特にシューベルトブリテンが息があってて、いい演奏だなと思いました。心の中で思わず一緒に歌っていました。

とっても楽しかったです。ありがとうございました。