ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

音源は大切!~ころころ転がる「子犬のワルツ」~♪

イメージ 1

ショパンのワルツ作品64の1は、子犬のワルツとして有名です。
小さなお子さんもピアノの発表会で弾いたりしますよね。
子どものころは、子犬のワルツなんか弾けたら、すごいな~とか思ったものです。
左手で、うん、ちゃ、ちゃ、とワルツのリズムをきちんと刻み、右手で8分音符を粒をそろえて弾く、それだけでも大変なことのように思えました。

でも、、大人になってみると、何だか単純な曲だな、面白くないなと思ったのです。
子犬のワルツだけでなく、ショパンのワルツ、とか、マズルカ、は、わりと簡単で(エチュードとかバラードとかと比べて、ということですが)、大体の音楽(メロディとか、和音進行とか)がわかると、つまんなくて、それで終わってしまうのですね。。(私が弾けるかっていうと、弾けなかったりもしますが、「弾きたい!」というところまでいかないのです)
それで、CDなどもショパンのワルツとか、マズルカはほとんど持っていません。聞きたいとか思わなかったので。。。
専らショパンは、バラード、エチュード、プレリュードなど、テクニックの華麗なものを好んで聞いていました。マズルカポロネーズ、ワルツなど民俗的あるいは舞踊風のものは避けていました。
ポロネーズは華麗なテクニックもありますが、土着の匂いがするので、なんとなく好きではなかったのです。

もっと素直に、より好みせずに、いろいろ聞いてくればよかったのですが、、
今回、その偏見が祟って、子犬のワルツの制作が、全然うまく行かなかったのです。。。
「子犬のワルツ」なんて、誰でも知ってる曲ですよね、、、私も知ってるつもりでした。
でも、本当は、全然わかっていなかった。。。

CDを探そうと思っても、ああ、そうだ、マズルカ、ワルツは、ないんだった。。。
でもなにかあるよね~、、あ、あった~「発表会用」の曲を集めたCD..子犬のワルツは発表会の定番だし。。ピアノを弾いているのはもちろんプロのピアニスト、うん、上手いよね~
私の耳には発表会での「子犬のワルツ」の記憶しかありません。プロは上手いわ、、、という感想でした。

ところが、やっぱり、ガンバってMIDIを作ってみても面白くない、なんでだろう。。。
楽譜の指示通りに調節してるのだけど。。。

まわりにも、「犬がデカイ!」「もたついてる」とか言われました。
そこで、いつも、CD聞かせてもらってるお友達に、「子犬のワルツもってる?」と、聞きました。
「あるよ、アシュケナージだけど。。」
で、聞かせて頂きました。。すると、、あ、、、こんな曲だったの?
目からうろこ、、、でした。
おもしろい、、子犬がくるくる回って、ころころと走ってる。。。
そういえば、、この曲は「子犬が自分の尻尾を追い掛け回している情景にヒントを得て作曲した(Wikipedia より)」と聞いたことがあるのを思い出しました。

やさしい曲だけど、その分ちゃんと表現できなければいけない曲なのですね。
私が避けてきたワルツとかマズルカとかは、そう言う曲集だったのでしょうか?
今度、ちゃんと聞いてみたい気がします。だれか、巨匠ピアニストの演奏で、、、(笑)
巨匠といわれるピアニストの演奏を聴くことは、大切なことだなと思いました。


はじめの部分だけお届けします。
最初は、はじめ作ったもの、後のほうは、”巨匠アシュケナージ”を聞いてから作ったもの。
速さも少し違いますが、速さの問題だけではありません(*^^*)


PCの環境によっては音量が大きいかもしれません、音量を少し下げてからお聞きくださいませ。