ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

ロッシーニ(小)ミサ・ソレムニス

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19世紀前半、ヨーロッパでオペラ作曲家として大成功を収めたロッシーニ(1792-1868)、しかし、1829年、まだ38歳の時に初演した「ウィリアム・テル」を最後にオペラの作曲を一切やめてしまった。
その後は、ピアノ曲や歌曲を作曲、特に、宗教音楽作品である「スタバト・マーテル」「小ミサ・ソレムニス」は傑作として世に知られている。
「小ミサ・ソレムニス」は、彼の最晩年に友人の家の新しい礼拝堂献堂式のために書かれたといわれている。小ミサ、と言われるが、これは作品の規模が小さいということではなく、オーケストラ伴奏ではなく、ピアノとハルモニウムによる伴奏、12人の歌手(4人のソリストと8人の合唱、または12人の合唱)で演奏される、小編成のための、という意味である。CDには小ミサと書かれてるが、RICORDIの楽譜にはただ、MESSE SOLENNELLEとしかない。
モーツァルトの小ミサ(ミサ・ブレヴィス)とは、違うのですね。BREVISは、短いという意味ですし。

今回、Beethovenのミサソレを歌うにあたって、随分前に歌ったこの曲をちょっと思い出しましたので、ちょっとだけキリエのメロディをMIDIにしてみました。
もちろん、CDなどで聞くとそれは美しい曲です。

expressionやりすぎたので修正しました。MIDIはともかく原曲は、ほんとに素敵です。