ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

リスト、「ピアノソナタロ短調」

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リストが生涯に1つだけ書いたピアノソナタ
4つの楽章から構成されるが、各楽章間には休止が無く、連続して演奏される。全体で1つのソナタ形式をなしていると考えることもできる。(Wikipediaより)
多くのピアニストの録音があるらしい。。。

以前に、Jinさんとこだったか、どこだったか、お友達のブログで、イーヴォ・ポゴレリチというピアニストのことを知り、大変才能が豊かではあるが、どちらかというと奇才ぶりを発揮してるのだというのを聞いて、ぜひこのピアニストの演奏を聞きたいと、CD屋さんへ足を運んで結局見つけきらなかったのだけど、、、あはは、、、、うちのCD棚にありました。。それがこのリストのロ短調ソナタ。。
今から3年半くらい前でしょうか、、この曲の依頼を受けて、とりあえず音源にと買ったのがポゴレリチのCD。当時はジャケットに写る若いピアニストのことなどほとんど気にもかけませんでした。
あんまり聞いたことないピアニストだけど大丈夫かな、、、ぐらい思った気がします。
MIDI制作の参考にするのに、何を聞いていたかというと、全体のテンポ、テンポの揺らし、メロディの歌い方、盛り上げ方、そういったことを制作する部分についてだけなん度も聞いて頭に叩き込む、、そういう聞き方をしているので、鑑賞などという余裕はありません。ポゴレリチの演奏がどんなだったかなんて印象も覚えていませんでした。。

その後、先日アップしたDans la solitude,,,(孤独の中の。。。)も入っていたパノラマシリーズのリストの2枚組み、これは多分「レ・プレリュード」か超絶技巧の「鬼火」または「メフィスト」欲しさに買ったのだと思います。ここにも、ロ短調ソナタが、アルゲリッチの演奏で入っています。
そしてもう1つ、「波の上を歩くパオラの聖フランシス」の音源が欲しくて買ったブレンデルのCD、これはメインがロ短調ソナタでした。。もしかしたら、ホロビッツのもあるかなと思いましたが、今のところないようです。
リストのソナタは3人のピアニストの演奏を偶然持っていたのです。(ドビュッシーの「海」や、ムソルグスキの「はげ山」なども同様の結果、偶然いくつか集めてしまいました)
今聞き比べてみると、なかなか面白いです。

最初の4分くらいまでを聞き比べてみました。
ブレンデルはシャープな演奏です、力強いところは力強いのですが、ねちこくなくあっさりすっきりですね。これが恐らくは模範的な演奏なのでしょうね。
アルゲリチは、鬼気迫るものも、心に訴えかけてくるものもあり、大変演技の上手い女優さんという感じです。音楽の流れもとても自然です。この3つの中では一番短い(テンポが速い)ですね。
ポゴレリッチはとてもゆっくりです。突然炸裂するような音、PPのところのわざとらしいほどのテンポダウン、、なるほど、奇才ぶりを発揮してくれます。
どれが好きかは、人様々と思います。
アルゲリッチが比較的好かれるかもですね。。。

最初の部分、MIDI制作していますので、あわせてどうぞ、お聞きくださいませ、

音が大きいですので、コントローラのボリュームを下げてから聞いて見てください