ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

年末はなんと言っても、第九~♪

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月並みですが、やはりこれです。
今年は気持ちよく歌いましたので、第九に対する思いもひとしおです。

この曲、10年位前までは、あまり好きではありませんでした。歌いたいとも思いませんでした。
もう何度も歌いつくしたメロディ、大げさなほどがんがん鳴らした不協和音、それに加え下手くそな合唱団の音程の下がったきぃきぃした高音、のりの悪い男声合唱、、、これらを聞くにつけ、うんざりしていたのです、、、
最初は付き合いで、まあ一度くらいは第九を歌ってもいいか、、、くらいの気持で歌いました。そしたら、なんと思ったよりもひどい、、音程は取れてないしそれに気付いてもいない。練習の時にあれほど言われた注意を守らず、PPだろうが自分が気持いいのか大声で叫ぶように平気で歌う、、、
こんなの音楽じゃない。。。。あんな中に入るのは真っ平だ、と思いました。
しばらく第九を歌う気にならなかったばかりか、聞く気にもなりませんでした。
他の合唱曲とかを歌いに行っていたのですが、いろいろあって少し合唱から離れていましたときに、
「第九にでもいらっしゃいよ、、」と合唱関係での知り合いの優しいおじ様に声をかけられて、行きました。その時、CDを買いました。ショルティ指揮のシカゴの演奏でした。
この演奏は、ちょっと気にいりました。ショルティのはメリハリの効いた、切れのいい、スケール感のある、しかも細部にも気配りのある演奏ですね。メロディを美しく歌ってるかと思えば、金管バリバリの迫力もあったりで、いい演奏だなと思いました。というより、第九ってこんな曲だったんだ、いい曲じゃないかと思えました。
しかし、現実との差は、かなりありました。。。(笑)
でも、その前に最初に歌った時よりかなり上手い合唱団で歌うことができました。その後も続けていくと、合唱団は格段に上手くなっていきました。継続が力となったことと、指導者にも恵まれてのことでしょうね、今年、その合唱団は記念の30回目を迎えての演奏会でした。30回続けてきた方も数人いらっしゃいました。それってすごいですよね。
私自身は、数年前10回参加のトロフィーを頂きました。が、いろんな事情で一時はもう参加をやめようと思ったこともあります。が、今回復帰してみて、やはり続けられるだけでも続けたいと思いました。

「苦悩を突き抜けて歓喜にいたれ」とベートーベンが本当に言ったのかどうかはよく知りませんが、
この言葉どおり、苦しいときを乗り越えてこその喜びなのだと言うことを年を経てきて納得できるようになりました。これからも好むと好むまざるに関わらず、いろいろとありそうなぺんぎんの人生ですが、一生音楽とともに歩んで行きたいと年の終りに寄せて思う次第です。
2007年は、よいことも大変なことも、悲しいことも嬉しいことも、素敵な出会いも惜しい別れも、例年になく盛りだくさんにありました。
多分、人生の節目に来ているのですね、この時期をどう乗り越えるかで後の人生も決まってくるのかもしれません。が、どんなことがあっても、年の終りに笑顔で「FREUDE(フロイデ)!」と歌えたらと思います。

ヤフーブログの皆様もミクシィの皆様もチャット仲間の皆様も、そしてオフラインでお世話になっている皆様も、今年は大変お世話になりました。
ぺんぎんの愚痴やヒステリー(これはあんまりなかったと思いますが)、わけわからない言動に耐え忍んでいただいてありがとうございました。
新しい年が皆様にとってよき年でありますよう、
また、来年も、どうかよろしくお願いいたします。

今年最後にお届けします。
ベートベン作曲「交響曲第9番ニ短調Op125合唱」より、2楽章のはじめ、4楽章のコーラス部の冒頭です。


MIDI公開は終了いたしました~