ぺんぎんの音楽日記

クラシック音楽について、絵画や鳥たち、日々の生活について自由に書いていこうと思います。

バハマのお兄さん

昨日、お仕事に行くのに駅に向かっている途中、路肩にすうっとワンボックスが来て止まり、
「すみませ~ん」という声がしました。
見回すと、ほかに誰もいないから、私に言ってるのかなと思い、車に近付くと
「この辺に銀行はありませんか?」
真っ黒い顔に、真っ白い歯が光ってる、アフリカ系のお兄さんでした。
日本語が上手そうなので、日本語でこたえました。
「銀行はないけど、セブンイレブンならすぐそこに、、」
「振込みは、セブンイレブンじゃできないでしょう?」
「郵便局振込みができるのなら、二つ先の信号のところに郵便局が、、」
「銀行じゃないと難しいみたい、、」
「じゃあ、」と私は銀行のある方角を教えて、そこでもう一度聞くようにいいました。
「そいじゃ、」と電車1つ行っちゃったし、早く駅に行こうと思ったら、
「あなた親切ですね~」突然親しげに言い始めた。。
ああ、そういえば、仕事で知り合ったあるコンゴ人のお兄さんが言ってましたね、道を聞いてもなかなか答えてももらえないって。。人種偏見があるのだろうか、白人の知り合いからはそういう声はないのだけれど、見慣れない人種には人見知りをするという島国人の特性なのだろうか、、件のコンゴ人は「怖がられる」みたいなことも言ってたような、、
「いえいえ」かぶりを振って、さっさと立ち去ろうとしました、
電車に遅れたくないし、彼のワンボックスは両側1車線づつの国道沿いの路肩に止まってるわけだから、後続の車は彼の車をよけて通ってて、早くどかないと邪魔な状況だったんですから、、
「あの、お礼にお茶どうですか?」
は?そんなことしてる場合じゃないでしょ、早く銀行に行きなよ、仕事先の車で仕事中じゃないの?と思いつつ
「仕事に行くし、時間ないから、」
「でも、お礼したいから、、」
え~~、もういいからさぁ、早く行ってよね、、と思いつつ、やっぱ日本語わかってないかも、と思って
「I APPRECIATE IT, BUT I DONT HAVE A TIME...」といいかけると、
「O YOU SPEAK ENGLISH!」目を輝かせ喜んじゃって「ILL TELL YOU MY PHONENUMBER. GIVE ME PHONE CALL LATER.. 」
「I COME BACK LATE」といって断ろうとした。
「ITS OK. IM SINGLE 」
はぁ、、そういう問題じゃないでしょ。。。
なかなか行かせてくれないので、しょうがないから電話番号だけ受け取ったけど、、、

道とか教えてあげるっていうのは、ごく当たり前のことだし、それでお茶をご馳走になるわけにはいかないのよ、、
外国にいて、こまった時に親切にしてもらって嬉しかったこともあるから、日本でこまってる外国人にも親切にしようとは思うけど、、お友達になろうよというのとは別のことだから、、、
ああ、そうか!こういう場合は、相手を傷つけずに断るのには「NO,THANK YOU」とはっきりいえばよかったのよね。。と後で思った。
日本人は、そういう断り方はしない、時間がないとか、急ぐからとか言えばそれでお断りになるのだけど、それでは外国の人の感覚では断ったことにはならないのね。。。
はじめに日本語で話してたから、日本語感覚で英語も話してしまったのだろうか、、
それにしても長年英語を話してきて、こんなことも実際にはできなかったなんて、だめだな、、と思った出来事でした。